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結婚12年目に夫が不倫、すぐに離婚が決断できず再構築するも6年後に離婚。とんでもないことが起こり続けた6年間、その軌跡を辿るブログです。
さくら:30代後半、フルタイム勤務
夫 :40代前半、自己愛の塊、モラ・他責傾向
子 供:2歳、小1の姉妹
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私は夫に、
「こんなに大変だったんだね。ごめん、これからは自分で動くようにするよ」
と、私の大変さを知って寄りそって欲しかった
そう言ってくれると思っていた
けど、夫の返事は違った
夫に話をした日の夜、夫は私と子供が寝る1階の寝室とは別の、2階の別室に行って寝た
次の朝、夫は泣きはらした目でリビングに降りてきた
そして
「もう離婚しよう」と言った
ものすごくショックだった
何を言っているのか分からなかった
「もうさくらは俺のことが信じられないんだ。何をしても俺を許さない
浮気すれば満足なのか?!こんなんなら、もう離婚するしかない」
泣きながら夫が訴えてきた
頭からスーッと血の気が引いて、冷や汗が出た
ようやく私の口から出た一言は、
「離婚・・・したいの?」
「いや、違うけど・・・分からない、分からない・・・」
仕事で家を出る時間の直前に言われたので、
「ごめん、すぐに考えられない」
そう言って子供を連れて家を出た

この日の仕事中、LINE がたくさんきた
俺はもう男として見られていない
俺はこの家に必要ない人間なんだ
家事育児も16%しかできてないんでしょ
いなくても困らないでしょ
膨大な量の長文が送られてきた
簡単に「離婚」と言ったことがショックで、夫の言い分に納得できないことも多くて、
私も言い返してしまった
家事育児なんて簡単だと思っているの?
私の我慢の上にあなた達の交友は成り立っているのが分からないの?
仕事して、家事して、育児して毎日必死なの
あなたは自由に遊んでいるだけじゃない
お気に入りの女の子だって嫌
呼び捨てだって嫌
私が嫌だと言うことを理由をつけて押し通すのも嫌
私はずっと、子供のため、あなたのためを思って家事育児をしてきた
あなたにキレイなものを着てもらいたいと襟袖の汚れを落とし、シワを取り、
あなたの健康を考えながらあなたに喜んでもらえるご飯を作ってきた
大変だってと訴えたとき、
「じゃあ俺の洗濯しなくていい、俺のご飯作らなくていい」って言われて、
「黙ってやらないなら迷惑だ、誰が頼んだんだよ」って思っているんだと思った。
今まで私がやってきたことを否定されたようで、言われる度に悲しかった
夫も都度言い返してきていた
俺はずっとさくらと恋人同士でいたかった
子供が欲しいなんて言っていない!
俺は父親をやっていい人間じゃない
「大変なの!こんなにやってるの!」って、知ってるよ!でも頼んでない
いつか不満が増えてこうなることは分かっていた
大して稼ぎもないのに妻に働かせて家事たくさんやらせてすみませんね
もうさくらは何をしても俺を許せないよ。俺に対して限界なんだよ
ダメな夫ですみませんね
もう見限っていいよ
私が悪いのか?
私が求めすぎなのか?
頭の中がぐちゃぐちゃだった
+++
不倫が起こった後、様々な学びを通して、私は自己肯定感を保つ術を身に着けた
そして離婚して1年経った今であれば、
家事育児をほとんどせず、家庭を顧みず自由に遊ぶ夫
自虐的になることで私に罪悪感を持たせ、自分を守る夫
こんなクズ夫は即座に切り捨てる
しかし、この頃の私は違った
モラハラ気質の夫と12年一緒にいることで、
「私が悪いのかも」と思うようになってしまっていた
離婚は絶対に嫌だ
子供達には父親が必要
そして何より、私が夫をまだ好きで一緒にいたい
この思いがあったので、
この客観的に見て自己中すぎる夫の言い分に対して、
「はぁ?ふざけんな!!!」
とは言えなかった