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結婚12年目に夫が不倫、すぐに離婚が決断できず再構築するも6年後に離婚。とんでもないことが起こり続けた6年間、その軌跡を辿るブログです。
さくら:30代後半、フルタイム勤務
夫 :40代前半、自己愛の塊、モラ・他責傾向
子 供:2歳、小1の姉妹
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カウンセラーの先生から出されていた課題があった
それは、夫宛てへの『心からの手紙』を書く事
別の電子書籍のワークで「夫がしてくれたこと、それに対する夫の思い」など、
これまで夫にしてもらったことの数々について、詳細に考えていた
「してくれたこと」→(夫の思い)
のように1つ1つ詳細に出来事の裏にある夫の思いを想像する
例えば、
●「結婚願望がないけど結婚した」
→(俺は結婚したいと思っていないけど、さくらはしたい…
結婚しないと言ったらさくらを失ってしまう。失いたくはない。
それなら結婚しよう。さくらとならずっと恋人のようにいられるかもしれない)
●「子供は欲しくなかったけど了承した」
→(子供を作るのが怖い。さくらとの関係が変わってしまうかもしれない。
俺に本当に子供が育てられるのか?
けどさくらが欲しいと言っている。さくらとの子供ならカワイイよな)
このように、夫と出会ってから結婚し、子供が産まれ、今に至るまでの間
夫がしてくれたことやそれに対する夫の思いを考えた
それは100項目以上にもなった
夫への感謝が溢れた
【心からの手紙】には、この気持ちを組み込んだ
夫への感謝、私の思い、夫をないがしろにした事への謝罪
そして、今後夫とどうなっていきたいと考えているか
これをしたため、手紙は完成した
カウンセラーの先生からは、
「模範になるような手紙だ!感動した!
これを渡されて感動しない人はいない!大丈夫!!」
と太鼓判を押された
夫が帰宅拒否をしてから3週間、夫にこの手紙を渡した
「私は寝室にいるからゆっくり読んで、後で感想を聞かせてほしい」
と言って渡した
「うん、分かった」
夫は優しく言ってくれた。
そして私は寝室へ行った
私は寝室で聞き耳を立てていた
静かだった
カサカサと何度も手紙をめくる音がしていた
しばらくして、ガタガタと音がしだした
シャワーに入っているようだった
私は、夫が寝室に私を呼びに来て、感想を聞かせてくれると思っていた
シャワーの音が消えた
私の手紙はどう響くだろう
関係修復のきっかけになれるだろうか
夫はどう受け取ったんだろう
ドキドキしていた
緊張で手がこわばっていた
しばらくして
玄関の戸が閉まる音がした
え?!
と驚いて、急いでリビングに行きカーテンを開けた
夫は車で出て行った
手紙は封筒に戻され
乱雑にダイニングテーブルに置いてあった