夫と私の共通の趣味バドミントンは結婚してからも続けていた
夫は人を集めて、週に2回ほど練習会を開いていた
結婚して数年後、妊娠した
妊娠中はつわりが重かった
運転しながら吐く、仕事中も吐く、吐きすぎて黄色いものが出てくる
なぞの寒気に襲われ、帰宅後は真夏にもかかわらず何枚もの毛布にくるまって震えてソファで横になる
料理なんてできない
トイレに吐きに行くのもやっとの状態だった
私がそんな状態でも、夫は練習会をやめなかった
「大丈夫?何か食べたいものある?帰りに買ってくるよ」
と背中をさすりながら、練習に行く
優しく声はかけるが、練習はやめない
(私がこんなに苦しんでるのに、何で行くのやめないの?
帰ってくるのって22:00過ぎるじゃん?!私の事心配じゃないの?!)
そう思っていても、強がって「大丈夫」と言っていた
(気づいてよ、私を見たら分かるでしょ)そう思っていた
夫は、
(仕事は行けてるんだし、大丈夫でしょ。オレいてもできることないし。何か不機嫌だけど行っていいって言ってるし)
そう思っていたらしい
ちゃんと言えば良かったんだよね
「不安だし、寂しい。一緒にいて」って。。。
男の人に、気づいてよ、察してよは通じないと後に学んだ
私は自分の気持ちを言葉で表せない、甘え下手な人間だった